2013年 11月 21日
西洋菊と「等伯」 |
何度も絵に描いた西洋菊が今満開です。
最初は中心が黄色くアプリコット混じりのピンクですが、次第に、中心落ち着いたピンクで白い花弁に変化していきます。
先日、1ページ1ページ大事に読み進んだ「等伯」(阿部龍太郎・日本経済新聞出版社発行)をとうとう読み終えました。
様々な面から読み応えのある本であることは間違いないですが、絵を描き続けていきたい一人の人間として私は、阿部龍太郎の描く「等伯」が作品を生み出すまでの感情は、共感したり感動すること続きで、言葉一つ一つ忘れたくなくて、手帳に記したりしました。
絵を描いている時に自分ではわからないのに湧きあがった感情の意味までも、この本で初めて明白な理由がわかって身震いすることもありました。
「自分が描くすべての絵が、ありのままの自分なのだ。」
とあり、合点するとともにこわいです。
by miwa-art-life
| 2013-11-21 18:13
| ガーデン&ヨウム
|
Comments(3)
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sheri-sheri at 2014-04-23 21:39
深い言葉ですね。示唆に富んでいるようで。・・・私も絵を描くのが好きです。今のところ布で表現していますが、でも絵の世界と水面下では繋がっているような気がします。
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sheri-sheri at 2014-04-23 21:41
この西洋菊の色の優しさ、楚々とした雰囲気。温かくさりげなく…・素敵ですね。
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miwa-art-life at 2014-04-23 23:20
sheriさんと思うところは同じです。
平面で表現したものの展示を見ようとしても、たとえば日展は、洋画・日本画といちいち分けられているだけでなく、さらに工芸作品にも見られます。キルトや押し花なども極めようと思ったら、もうそれは同じ芸術表現の域になると思います。
絵の題材に良くする白い薔薇や、この西洋菊は、美しいのに主張しすぎないところが好きなんです。
こちらの記事まで見ていただいて、ありがとうございます。
平面で表現したものの展示を見ようとしても、たとえば日展は、洋画・日本画といちいち分けられているだけでなく、さらに工芸作品にも見られます。キルトや押し花なども極めようと思ったら、もうそれは同じ芸術表現の域になると思います。
絵の題材に良くする白い薔薇や、この西洋菊は、美しいのに主張しすぎないところが好きなんです。
こちらの記事まで見ていただいて、ありがとうございます。